世界ではSDGsにさまざまな目標を掲げて取り組まれていますが、日本でも多くの企業がSDGsに取り組んでいます。今回紹介する大和ハウスもその一つです。この記事では、大和ハウスが取り組んでいるSDGsについて事例を紹介します。
1959年に大和ハウスの「ミゼットハウス」をリリースして以来、50年位以上にわたって住宅を提供しています。大和ハウスは性能にこだわった家づくりを行っており、耐震性や耐久性に優れた住宅は多くの方に愛されています。豊富な施工実績からも、日本を代表するハウスメーカーの一つと言えるでしょう。
注文住宅・分譲住宅のほか、賃貸住宅事業や流通店舗事業、建築事業などさまざまな事業を展開。その一つに環境エネルギー事業も含まれています。培ってきた技術や知識を活かし、再生可能エネルギーの設計や施工、普及に貢献している会社です。
植物工場システムの「アグリキューブID」を開発し、植物工場事業をサポートできる体制を作りました。アグリキューブIDは大和ハウスの建築ノウハウと三協立山の栽培技術の融合で実現。全国で、建築と栽培プラントに適した工場のプランを提案し、施工までをトータルサポートしています。
大和ハウスと三協立山がタッグを組むことで、ワンストップで相談から建築まで対応。三協立山の栽培サポートによって栽培できます。
農業を工業化することで食料自給率の向上や供給の安定化を目指しています。
今後厳しい展開が予想される医療や介護施設において、選ばれる施設を目指して変化に対応できる提案を行っています。資金調達から設計、建築までを一貫して支援し、次世代の医療施設へと生まれ変わらせる取り組みを行います。
「メンタルホスピタル かまくら山」の建て替えがその一つです。老朽化で建て替えが求められながらも、資金調達で躓いていたメンタルホスピタル かまくら山。そこで大和ハウスが自ら建設を担い、一貫した支援を行いました。
その結果老朽化していた病院は明るく清潔感のある施設へと生まれ変わり、メンタルホスピタルとして地域に欠かせない施設へと変化したのです。
親子で参加できる教育プログラムを実施し、幼いころから自然や環境に親しめる場を提供しています。親子参加型教育プログラムは保育園や幼稚園でも取り入れられ、子どもたちに多くのことを伝えています。
プログラムを通じて、環境や自然、多様な文化についてなどさまざまことを学ぶことが可能です。紙芝居を使ったり教具を使ったりして、子どもが楽しく学べる工夫がされています。
文科省が定める「幼稚園教育要領」とも合致したプログラムで、幼少期から環境やさまざまな文化に興味・関心を持つことができます。
大和ハウスでは女性の活躍推進への取り組みに力を入れています。女性社員の能力開発・女性社員の育成や活躍できる環境づくりを行い、課題に合わせた取り組みを行っています。
女性管理職の育成も強化。グループ全体の女性管理職の数値目標を掲げ、積極的に女性役員を登用してきました。2011年には女性管理職向けの研修を実施。管理職に必要な能力の開発を実践しています。
営業職においても女性営業同士の情報交換会や育成研修を行っています。育児休業から復帰した女性のサポートや、女性が働きやすい環境づくりのため男性上司に対する研修を実施するなど、女性が働きやすい環境づくりに力を入れています。
大和ハウスの技術力や建築ノウハウを活かし、自然力を活かした建築物を提供しています。風の力や太陽の光など、自然を積極的に活用。大和ハウスが手掛けた「プレミスト北千里クラッシィ」では、地中熱交換機やミストシャワー、壁面の緑化など、自然の力を利用した環境アイテムが導入されました。
マンションの屋上には太陽光発電システムが取り付けられており、災害時には自立運転に切り替わります。共有部はLED照明、マンションの駐車場には電気自動車のカーシェアリングと充電器を設置するなど、環境に配慮した取り組みを行っています。
働き方が多様化する昨今、ワークライフバランスの重要性が注目されています。大和ハウスでもワークライフバランスの推進に積極的に取り組み、仕事と生活をバランスよく充実させることを目標にしています。
2015年には育キャリサポート制度を創設。2020年には子供が誕生した従業員に対して一時金100万円を支援するなど、継続して働ける環境づくりに力を入れています。
ワークライフバランスを推進する制度には「有給積立制度」「ホームホリデー制度」「親孝行支援制度」「在宅勤務手当」などがあり、必要に応じて使用することが可能です。
参照元:大和ハウス(https://www.daiwahouse.co.jp/sustainable/social/employee/diversity/worklife.html)
大和ハウスでは、大和ハウス佐賀ビルで再生可能エネルギーによる実証実験を行っています。この取り組みは2018年の「第1回エコプロアワード」において、「国土交通大臣賞」を受賞しました。
大和ハウス佐賀ビルには自然換気や太陽熱を活用した空調システムを導入。照明には自然光を使用し、省エネを実現しています。このような省エネによって、約52%の電力使用量の削減が可能です。太陽光発電は蓄電池と連携し、社内で使用する電力の自給に取り組んでいます。
電力の削減に成功した大和ハウス佐賀ビルですが、室内の温度や明るさに問題はありません。我慢や無理をしなくても電力の時給で快適に過ごせることを実現しています。
参照元:大和ハウス(https://www.daiwahouse.co.jp/sustainable/eco/products/2019_3.html)
大和ハウスが行うソーシャル・インクルージョン・プログラムでは、人々を支える活動を行っています。「学ぶ」「感じる」「行動する」の3つで構成されたプログラムは、社会を支える支援活動につながっているのです。
研修を受けたスタッフは、地域のバリアフリー情報を発信。街を知ることで暮らしをよくし、地域の活性化や住みやすい街づくりに貢献しています。
大和ハウスが過去に開発した郊外型住宅団地(ネオポリス)を再生し、人口減少や空き家問題といった課題に取り組んでいます。
神奈川県や兵庫県ではネオポリスの再耕が行われ、サステナブルな街づくりの実現を目指しています。住民同士の交流の場を作ったり、コンビニを導入したり、現住の高齢の方が住みやすく、新しい人口流入も見込めるような取り組みが特徴です。
少子高齢化や人口減少が目立つ兵庫県三木市において、郊外型住宅団地再生を開始しました。消滅可能性都市の一つにも上げられる三木市を活性化させようと、若者世帯の流入を目指した取り組みを実施。子供から高齢者までが安心して暮らせる街づくりを目指して、ビジネスモデルを構築しています。
兵庫県三木市の団地再生で構築されたビジネスモデルは、今後同じような課題を抱える地域に活かされる可能性があるでしょう。