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SDGs事例まとめ【成城石井編】

成城石井は、SDGsに取り組む企業です。具体的にどのような取り組みをしているかは、なかなかわからない部分もあります。SDGsに関して成城石井はなにをしているのか?事例をチェックし参考にすれば、SDGsに関して具体的にどんなことをすればいいかが見えてきます。

成城石井とは

成城石井は1927年、食品店として創業し、2017年に創業90周年を迎えたスーパーマーケットです。おいしく、安全で、安心できる食品を国内外から探して開発を行っています。低価格路線を採用せず、商品が生まれるすべてのプロセスにこだわり、自社でマネジメントするビジネスモデルを実現している企業です。

SDGsについては「世界中から食を探し求めている」ことを根本とし「世界中の社会が抱える課題を解決しないと、持続的成長は実現しない」と考え、積極的に取り組んでいます。

【目標2 飢餓をゼロに】table for twoを実施

「table for two」は、二人のための食卓を意味しています。コンセプトは「先進国の私たちと開発途上国の子どもたちが食事を分かち合う」というものです。肥満による生活習慣病に悩む国もあれば、飢餓と栄養失調に泣いている国もあります。

世界規模の「食の不均衡」を解消し、開発途上国と先進国の人々の健康を同時に解決することが目標です。成城石井では、ヘルシーメニューガイドライン該当のメニュー1食で20円の寄付ができる取り組みを、自社運営のワインバーで実施しています。※1

※1参照元:成城石井_成城石井のSDGs(https://www.seijoishii.co.jp/csr/)

【目標3 すべての人に健康と福祉を】ユニセフ支援ギフト

ペットボトルのキャップを回収して現金化するユニセス支援ギフトを行っています。回収したキャップは回収業者が買い取ることで、現金化できる取り組みです。ペットボトルキャップは、リサイクル資源になり再利用されます。

成城石井では、経口ポリオワクチンを買うための資金づくりとして取り組んでいるのです。実績として、2021年1月~2021年12月の1年間で、総重量2,200キロを回収しています。CO2削減量は6,930キロ、3,840回分のポリオワクチンの購入を実現しました。※2

※2参照元:成城石井_成城石井のSDGs(https://www.seijoishii.co.jp/csr/)

【目標7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに】照明空間マネジメントシステムの導入

2022年4月から、照明空間マネジメントシステムを導入しました。目的は省エネルギーの推進で、無線調光システム対応照明器具を採用しています。結果、時間帯に合わせて適した調光ができるようになり、従来と比べて電力消費量約30%の削減に成功したのです※3。

最初に取り入れたのは、成城石井九品仏店です。杉の木147本に匹敵する、1年間で2.1トンものCO2の削減に成功しています※3。照明空間マネジメントシステムの導入は九品仏店で終わらず、今後も新規開発店を中心に据えて順次導入する計画を立てているのです。

※3参照元:成城石井_成城石井のSDGs(https://www.seijoishii.co.jp/csr/)

【目標8 働きがいも経済成長も】お取引先農家の生産支援活動

一部青果取り扱い店舗にて「ファーマーズマーケット」を展開中です。こだわりを持って生産している農家の野菜、フルーツを産地直送と「顔の見える」販売方法を行っています。また、人手不足の悩みに対し、取引農家の手伝いを実施しました。

野菜類の収穫や草刈りや苗のお植え付けや出荷まで手伝うことで、農家のこだわりやおいしい野菜を作りたいなどの想いが理解できたようです。学んだことは成城石井の店頭でお客に伝えられます。取り組みは今後とも持続するそうです。

【目標11 住み続けられるまちづくりを】地域の子どもたちとの交流イベント

地域の子供たちとの交流イベントを行っています。2022年6月に、大和第3セントラルキッチンの落成式を行いスタートさせました。目的は、成城石井自家製商品である惣菜やデザートの、持続的な安定供給です。

落成式には大和市市長、地域自治会長、地元の子どもたちを招待し、プレミアムチーズケーキのオリジナル版を作りました。他にも、Jリーグ・町田ゼルビアとの共同事業町田こどもサッカー&農作業体験会や、Jリーグ横浜F・マリノスとの共同事業、東日本大震災復興支援活動の企画推進を行っています。

【目標12 つくる責任つかう責任】厳格な安全への自主基準

食べ物はときに人の健康を害するリスクのあるものです。鮮度や賞味期限、消費期限の管理が甘ければ、致命的な健康被害を引き起こします。成城石井では食に対する「安心・安全の取り組み」を重視し、厳格な自主基準を設けているのです。

成城石井が販売する惣菜や加工肉をはじめとした自家製品は、セントラルキッチンで作っています。企画段階や原材料選びのレベルで、安全かどうか、安心できるレベルなのかを念頭に取り組んでいるのです。委託工場でも、自社の品質管理室の事前訪問や、製造と管理状況をチェックしています。

【目標13 気候変動に具体的な対策を】環境保全に向けた多角的な活動

地球温暖化に危機意識を持ち、地球温暖化排出量削減のための取り組みを進めています。その一環として、自家製品の惣菜やデザートを入れるための容器トレーに注目し、軽量化と素材の変更を行っているのです。プラスチックの使用量や配合量を大幅に減らし、燃えても二酸化炭素が少ない素材を採用しています。

トレーの軽量化やプラスチック比率を減らす、CO2排出量の削減を積極的に推進していますが満足はしていません。その他、できることを探している状況です。地球で経済活動を行う企業であり、生き物として地球温暖化効果ガスの削減に努めています。

【目標14 海の豊かさを守ろう】多角的な環境保全への活動

成城石井では「3R」の取り組みを継続しています。3RとはREDUCE「抑制・削減」・REUSE「再使⽤」・RECYCLE「再利⽤」の取り組みです。一部店舗に、食品トレー回収リサイクルボックスを設置し、全店舗でレジ袋有料化を実施しました。

レジ袋自体も、地球環境を守る観点から、バイオマスプラスチックを90%配合したものに切り替えています※4。他にも、一部店舗にて省エネ型設備として節水機器を取り付けて排水の抑制に努めているのです。LED照明の採用、ソーラー発電やトップライトなどを導入しています。

※4参照元:成城石井_成城石井のSDGs(https://www.seijoishii.co.jp/csr/)

【目標15 陸の豊かさも守ろう】多角的な環境保全への活動

自然保護にも力を入れています。たとえば株式会社ローソン主催の「富士山ローソンの森づくり」には、社員が参加して環境保全に力を入れているのです。樹木の成長の邪魔になるツルの排除や、日光が当たらなくなる下肢の切り落とし作業を行っています。

また、紙類の原料は木です。森林がないと紙が作れません。成城石井では森林資源保護活動を展開するFSC(森林管理協議会)に賛同して、チラシやギフトカタログなどの印刷用紙を、FSCミックス認証紙にしています。また、紙ゴミを減らすため社内伝票レスの精算システムを採用しているのです。