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持続可能

持続可能性という意味を持つサステナビリティ。企業がサステナビリティに取り組むには、SDGsが欠かせません。ここでは、持続可能な経営とはどのようなものか、企業にとってどんなメリットがあるのか、といった情報についてまとめてみました。

持続可能な経営とは?

持続可能な経営とは、企業が社会・環境・経済的環境の中でどのような活動をしているかを考慮し、長期的な価値を見出していくためのアプローチ。また、それによって事業の持続可能性(サステナビリティ)を図ることが目的です。

持続可能な経営のメリット

短期的利益だけを追っていてはつぶれる

地球温暖化・人口増加・貧困格差といった世界規模のさまざまな課題は、拡大・複雑化の一途をたどっています。このまま事態が悪化すれば、人々の生活はもちろん経済活動の維持も難しくなっていくでしょう。

こうした背景から、さまざまな社会課題に積極的に取り組む企業が評価され、投資家からも選ばれているという事実があります。つまり、目先の利益だけを追い求める企業は、投資先の候補からはずれやすいということ。長期的な視点で社会課題に取り組む姿勢を見せることは、事業の継続にとっても有益なのです。

サステナブル経営にこそ、ビジネスの種がある

森林伐採、資源の過剰使用、植物・生物の乱獲などで自然資源が枯渇傾向であることに対し、人口増加による資源の需要は高まる一方です。こうした問題を解決する方法のひとつに、企業のサステナブル経営が挙げられます。

環境の変化により、経済状況は先細りの状態、いわゆる「漏斗の壁」となっています。この厳しい壁を乗り越えるには、ビジネスのあり方を変えていくことが大事。他社よりも早くサステナブル経営を取り入れ、漏斗の壁を乗り越える方法をクリエイティブしていくことが、企業の優位性を築くカギとなるでしょう。

SDGs経営とは?
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持続可能な経営(=SDGs経営)を実現するには?

SDGsの社内浸透

持続可能な経営を実現するには、まず社内にSDGsやサステナビリティの考え方を浸透させる必要があります。

しかし、ただ単に「SDGsとは」「サステナビリティとは」という情報のみを提供しても浸透はしません。どんな課題が我々の目の前にあり、自社の製品・サービスがそれをどう解決していくか、取り組みによってどのような価値が生まれていくのかを、ひとつのストーリーとして伝達することが重要です。

SDGsの宣言、実践、効果測定

SDGs宣言とは、企業におけるSDGsの行動計画・具体的な取り組みを社内外に宣言すること。

宣言を行うことで、企業はSDGsへの意識をさらに強く持つことができ、社員1人1人も自社の取り組みを深く認識することができます。

そして、SDGsを実践したらその効果を測定することも重要です。SDGs活動で生じた社会・環境・経済などへの影響を客観的に評価し、その進捗状況を把握・報告。SDGs活動による変化を最大化するための取り組みを、継続していくことが重要です。

持続可能な経営ができる
3つの方法