SDGsをビジネスに組み込むなら【企業のためのSDGs大全】 » SDGsをビジネスに取り入れた事例紹介 » SDGs事例まとめ【サントリー編】

SDGs事例まとめ【サントリー編】

サントリーもSDGsに取り組んでいます。グループ会社は国内外合わせて285社、酒類をはじめ、食品や健康食品、外食産業や花まで手がけるサントリーは、具体的にどんなSDGsに取り組んでいるかご紹介します。SDGsに関するご参考にしてみてください。

サントリーとは

サントリーは1899年、創業者の鳥井信治郎氏が鳥井商店を開業してぶどう酒の製造販売をはじめたことからスタートします。1923年には、日本の風土と日本人に味覚に合わせた本格的なウイスキーづくりをはじめました。1937年に、本格国産ウイスキーの角瓶を発売しています。

スピリッツ、ビール、ワインなど、お酒に関する事業以外も幅広く手がけている企業です。飲料水をはじめとした食品事業、サプリメントといった健康食品、外食や加食や花、サービス関連事業など展開中です。研究開発も、メーカーの命として力を入れています。

【目標4 質の高い教育をみんなに】次世代環境教育への取り組み

次世代環境教育「水育」を行っています。2022年に19年目を迎えました。子どもたちを対象に、自然の素晴らしさ、水と水が育む森の大切さ、未来に水を引き継ぐためになにができるか考える取り組みです。サントリー独自のプログラムで、森と水の学校では、親子で自然体験ができ、小学校に出張して授業も行っています。

水育は、文部科学省の青少年の体験活動推進企業表彰で、2021年度審査員委員会優秀賞を受賞しました※1。2004年に森と水の学校阿蘇校が開校して2021年までに、約28,900名の親子が参加しています※2。

※1参照元:文部科学省_令和3年度 青少年の体験活動推進企業表彰(https://www.mext.go.jp/a_menu/sports/ikusei/1412628.htm)

※2参照元:サントリー_サントリーグループのサステナビリティ(https://www.suntory.co.jp/company/csr/activity/environment/eco/education/)

【目標6 安全な水とトイレを世界中に】水資源の有効活用

水の3Rを通じ、水使用量削減に取り組んでいます。水の3Rとは「できる限り使う水を少なくする(Reduce)」「繰り返し使う(Reuse)」「処理をして再生利用する」(Recycle)ことです。「全世界のサントリーグループ自社工場での水使用を35%削減」を2030年目標として掲げています。※3

水のカスケード利用、雨水の有効活用、排水管理などを行い、水の3Rを徹底。工場で使う分だけではなく、植栽への水やりに雨水を貯めて再利用するなど、水資源の使い方を工夫しています。

※3参照元:サントリー_水資源の有効活用 (https://www.suntory.co.jp/company/csr/activity/environment/eco/water/)

【目標13 気候変動に具体的な対策を】脱炭素社会への取り組み

脱炭素社会の実現のため、バリューチェーン全体を見据えた、環境負荷低減の取り組みを行っています。原材料の調達、製造や物流、販売やリサイクルまで、地球温暖化につながる要因は多いです。ですが、サントリーは「しかたがない」とあきらめて思考停止はしないのです。

資源の有効活用では、容器の軽量化とリサイクル素材の着目しました。省エネタイプの自動販売機の設置も工夫のひとつです。汚染防止や化学物質の管理も行い、脱酸素社会を実現するための取り組みに力を入れています。

【目標12 つくる責任 つかう責任】サステナブル調達

2011年、サントリーグループサステナブル調達基本方針を掲げました。「法令遵守」「人権・労働基準」「品質」「環境」「情報セキュリティ」「社会との共生」の6項目が柱です。サントリーに限定せず、ビジネスパートナーとも連携し、周知と理解に努めています。

調達する原料の中に「人権的に問題がある」と確かめられたら、購買プラクティスの見直しも行う方針です。実際に人権と環境リスクの観点から、パーム油の切り替えも行いました。

【目標14 海の豊かさを守ろう】プラスチック基本方針

プラスチック基本方針は、持続可能な社会の実現、循環型の脱酸素社会への変革を先導するため策定しました。2030年までにペットボトルの素材をリサイクル素材と植物由来に100%切り替えること、事業展開国すべてでリサイクルシステム構築のための施策を政府や業界と連携して取り組むことなどが含まれています※4。

ペットボトルリサイクの一部工程を省き、環境への負荷を減らし、再生効率化を同時に行う「FtoP ダイレクトリサイクル技術」は世界初の開発です※4。FtoP 製造ラインを増やし、化石由来原料を新規で使わず100%サステナブル化を目標として掲げています※4。

※4参照元:サントリー_サントリーグループ「プラスチック基本方針」(https://www.suntory.co.jp/company/csr/activity/environment/recycle/plastic/)

【目標3 すべての人に健康と福祉を】アルコール関連問題への取り組み

アルコール問題への取り組みとして「ドリンク・スマート」を目指しています。「お酒の正しい知識」「上手に付き合って健康的で豊かな生活を送る」という内容です。サンドリーは1976年、サントリー宣伝コードで、飲酒に関する戦前と広告表現の自主規制をすでに行っています。

1991年に責任あるマーケティングの実践や社内外への適正飲酒の啓発もすでに実施しているのです。適量ならアルコールは良薬かもしれません。ただ飲みすぎれば、身体、心、家族や職場の中までトラブルに発展するリスクが確かにあります。その危機意識からお酒を製造販売する企業として、ドリンク・スマートを目指しているのです。

【目標8 働きがいも経済成長も】人権デュー・ディリジェンスの実施

サントリーでは、ステークスホルダーの人権に注目し、尊重が重要だと考えています。人権デュー・ディリジェンスを実施し、人権に配慮した活動を推進しているのです。推進体制とプロセスを整え、人権ワーキングチームによる戦略策定や活動の進捗を確認しています。

サステナビリティ担当役員に人権テーマに関する責任を持たせ、グローバルリスクマネジメント委員会と連携し、人権リスクを企業経営で優先順位の高い課題とし、情報共有や議論を実施しています。

【目標11 住み続けられるまちづくりを】被災地支援

国内外で大規模な災害が起きると、義損金の寄付、飲料水の提供、被災者や被災地への支援を積極的に行っています。2010年ニュージーランド南東大地震、チリやハイチでの大地震、2017年のアメリカでのハリケーン被害、東日本大震災、熊本大地震など多数の災害に対し支援を行ってきました。

緊急飲料提供ベンダーを開発し、なにもないときは通常機能し、災害があると無料で飲料を提供する自動販売機です。電源が落ちても飲料を取り出せます。多数の取り組みを通じて、住み続けられるまちづくりを支援しているのです。