SDGsについて、エスビー食品はどんな取り組みをしているかご紹介します。SDGsの取り組みといわれても「なにをしていいか」はむずかしい問題です。他企業が知恵をしぼって導き出した取り組みをチェックすると、なにをすればいいかヒントを得られます。
エスビー食品は香辛料市場を引っ張る、スパイスとハーブを取り扱っている会社です。「食卓に、自然としあわせを」という企業理念を掲げ、世の中に多くの商品を送り出してきました。社員は2021年3月末時点で約1,100人で少数精鋭ですが、商品数は食品メーカートップクラスを誇ります。※1
販売する香辛料や調味料を目にしたことは多いでしょう。一般家庭用から業務用まで、わさび、こしょう、カレー、シチューや中華系やパスタまで、バラエティ豊かです。
※1参照元:Tsunagaru就活_エスビー食品株式会社の企業情報(https://tsunashu.com/shoku/sbfoods/)
新チューブ資材の開発を通し「食品ロス削減」を模索しています。2012年に最後までしぼりやすい、ラクしぼりチューブを開発して商品に導入しました。チューブの先端に切り込みを入れ、肩口をなで肩にして周辺を蛇腹にするなど、しぼりやすさ、押し出しやすくなる工夫を追求しています。
エスビー食品のモニター調査でしぼり残りを従来品と比較した結果、個人差はあったものの、新型チューブで約11%減少しました※2。食品ロス削減を含め、環境負荷に配慮した開発に日々取り組んでいるのです。
※2参照元:エスビー食品_新チューブ資材の開発(https://www.sbfoods.co.jp/company/rd/pack/tube/)
社員ひとりが健康であることを基盤とし、健康推進方針を掲げています。健康推進局を設置し、定期健康診断やストレスチェックの運営、情報発信や、事業所や保健衛生活動の支援も実施し、健康を守っているのです。
生活習慣病予防の取組として、人間ドックや社内ウォーキング大会、保健師による全員面談を実施。メンタルヘルスケア、過重労働対策、病気の治療と仕事を両立するための支援、女性の健康など健康度の向上を目指す取り組みを多数行っています。
2014年12月にS&Bポジティブアクションを制定しました。女性の採用と管理職の登用に関し、具体的な数値目標を定めています。2016年9月に、除雪活躍推進への取り組みを評価する厚生労働大臣認定「えるぼし認定(2つ星)」も受けました※3。
女性役員任用目標も達成し、2020年にS&Bポジティブアクションを見直し、平均総実労働時間を減らすことにも力を入れています。2020年4月1~2023年3月31日まで、女性活躍推進法に基づいた行動計画を策定し、女性社員の登用をはじめ、多様な働き方を実現するための環境と風土づくりにも努めているのです。
※3参照元:エスビー食品_組織の人材多様化推進 (https://www.sbfoods.co.jp/company/sustainability/society/diversity/diversification.html)
基幹原料は香辛料ですが、パーム油や紙を持続可能な調達での重要原材料にしています。環境や生態系や人権という観点で問題があると考えたからです。主要香辛料は、2030年を目標に「安全・人権・環境・コンプライアンス」に配慮した、持続可能な調達を目標として掲げています。
フェアトレード、有機認証香辛料の調達や契約栽培の拡大を推進。パーム油も2023年までに、100%RSPO認証油へ切り替えることも掲げました※4。エスビー食品グループの製品のパッケージに使う紙も、2023年までに100%FSC認証紙へ切り替える予定です※4。
※4参照元:エスビー食品_エスビー食品とSDGs (https://www.sbfoods.co.jp/company/sustainability/sdgs/)